労働の変化について
久々の梅雨空でした
皆さま、こんにちは。今日は久しぶりの梅雨空の天気でしたね☂
関東では数日前に梅雨入りしたとのことで、近畿にお住まいの方は「え?今?!」という感想を持った方も多いのではないでしょうか。
退職と、解雇について
今回は、前回に引き続き雇用に関することについて・・・
退職と解雇。この違いを説明できますか?きっと、ほとんどの方が理解されていると思います。
解雇・・・経営されている事業主の方の意思表示による労働関係の終了
退職・・・働いている労働者の意思表示による労働関係の終了
この二つが一番シンプルでわかりやすく、
他にも期間満了等による自動終了(労働契約期間の満了・定年・休職期間の満了・死亡等による労働関係の終了)があり、
最後に合意による終了があります。これは、事業主・労働者、両者の合意による労働関係の終了を指します。
解雇にも種類があり。
また、解雇の中にも種類があり、
①勤務成績不良等を理由とする「普通解雇」
②事業縮小等に伴う「整理解雇」
③労働者の職場規律違反、非行等を理由とする「懲戒解雇」
があります。
解雇っていうと思い浮かぶるのが「リストラ」。
このリストラ、上記の3種類の中では②整理解雇に該当します。
ただ、リストラという言葉、実は「再構築」という意味を持っています。(英語では Restructuring )
なんとなくネガティブ要素が強いですが、経営資源の集中や再編成により収益構造を改善する事業再構築の考え方なので、
単純に言うと会社の中で業績が悪化していた場合は、赤字から黒字にするために事業を再構築する=プラスにする意味が込められています。
最近、ニュースで聞く「〇〇会社が事業再建のために〇〇歳以上の退職を〇〇人応募して…」というのは、事業主が会社を再構築するために行う意思を表明している前段階と言えます。
日本の労働環境は、どう変化していく?
日本は終身雇用制が定着してきていたので、定年までの間に会社をやめる…ことに批判的な意見があります。
終身雇用制というのは日本独自のもので、実は法律でも規則でもなく、「年功序列制度」「新卒一括採用」のように雇用の中で習慣的に行われてきて染みついてきていることです。
現在では終身雇用制や新卒一括採用、年功序列制度についても疑問を持たれる方が増えており、
雇用・労働についてはどんどんと変わっていくのではないかな?と思います。
今回はさらっと解雇・退職について。。書かせていただきました。
定年の年齢が上がり、働く年代が広がる中で、事業主・労働者共に無関係ではない「働き方」について考えたり、議論するのもいいかなぁ、と思います。
では、気温差がありますので、風邪等、そしてコロナにはもちろんお気をつけくださいませ^^!